3つの診療科を持つ病院の門前薬局で調剤業務を行いながら、在宅医療のプロジェクトチームのメンバーとしても活動しています。薬剤師の訪問サービスをご利用される患者さまは近年増えつつあり、在宅はV・drugとしても今後いっそう力を入れていくべき業務分野だと感じています。在宅医療を受ける患者さまは、薬の服用方法を誤ったり、飲み合わせの問題から症状の改善が見られないなど、さまざまな問題を抱えることがあります。こういったケースを増やさないためにも、私たちが患者さまのもとを訪れ、服薬状況を理解し、適切な服薬指導を施して、症状を改善へと導くのです。現在私は、あるグループホームを担当。入居者の中には嚥下困難な方が多いので、口の中で溶ける崩壊錠への変更を医師に提案するなどして、薬をきちんと服用していただけるよう努めています。薬剤師は調剤業務の方がクローズアップされがちですが、患者さまが適切に薬を服用できるよう管理することも重要な業務のひとつです。
私は入社1年目の秋から在宅医療のプロジェクトチームに加入し、すでに丸3年が経ちました。当社のほかの薬剤師より在宅業務の経験を積んでいる分、今は新規で在宅業務を始める薬剤師の指導も任されています。在宅業務の運営方法や患者さまから寄せられた相談内容への対応の仕方などを教えることで、V・drugの在宅業務を強化していきたいです。指導の際は、直接他店にうかがうこともありますので、そこで「よくわかりました」と言っていただけると、教えた甲斐があったなと手応えを感じます。
現在V・drug70薬局のうち約半数が在宅業務に取り組んでいますので、今後は全店に普及させたいです。また、これまでの在宅業務経験を評価していただき、以前新入社員向けに在宅業務についての研修講師を任されたことがあります。その時は人に知識を伝えることの難しさを感じましたが、同時におもしろさも感じたので、機会があれば再び研修講師として在宅業務の重要性を説いていきたいです。
休みの日は岩盤浴に行ったり、ボルダリングで汗を流しています。実はボルダリングは学生時代に友人と一緒に始めたのですが、すっかり夢中になってしまって、先日新築した家の敷地に専用の小屋をつくり、ボルダリングがそこでできるように専用のウォールを取り付けてしまうくらいの愛好家です。主人と一緒に楽しめる共通の趣味なので、これからも続けたいですね。ボルダリング設備以外にも小さな畑があり、のんびり過ごしたい時は農作業をして過ごしています。