そもそも水虫って?
水虫はカビ(真菌)の一種である白癬菌感染症で角質層のケラチンを溶かしえさにしています。
◆足の水虫で1番多いのは趾間型で、指間の皮がめくれ白くふやけ痒みがあることが多いです。
2番目に多いのは小水疱型で、小さな水ぶくれが出来て強い痒みを伴うことがあります。
◆角質増殖型は、かかとが厚くざらざらになりひび割れることがあります。痒みはありませんがボロボロと角質が落ちて、他の人に感染します。
◆爪水虫:爪が白癬菌に感染した症状の際に使われる言葉で、正式名称は「爪白癬」という病気の事です。
特徴は爪を白く濁らせ、白い筋が入ることもあるので、見た目的にも分かりやすいかもしれません。また爪の厚みが増え、盛り上がったようになります。この厚くなった爪は、非常に脆く、ポロポロと剥がれ落ちるのですが、これは新たな水虫の原因となるので注意が必要です。
趾間型
小水疱型
角質増殖型
市販薬の選び方
クリーム剤
広くしっかりと塗ることができる、最も標準的な剤型
グジュグジュした水虫、足裏の厚く角化した水虫に、おススメ
液剤
余分な液が出ないように容器の先がノズルのように細い
足の指の間がカサカサした水虫・水疱でつぶれていない水虫に、おススメ
スプレー剤
手を汚さずに、広い患部に簡単に塗布できる
足の間のカサカサした水虫、水疱でつぶれていない水虫、足裏など広範囲に広がる水虫に、おススメ
その他、エアゾール剤・エアゾール剤(パウダー配合)もあります。
足以外の水虫について
頭部白癬
しらくもとよばれ10歳以下の男子や老人が罹患しやすく、頭部にフケ状落屑がみられ、髪の毛は折れやすく脱毛します。
フケ症などと間違えステロイドを塗ると、白癬菌が毛包を破壊しておでき状の皮疹(ケルルス禿瘡)になります。
白癬菌は毛穴にすみついており抗真菌薬の外用で悪化することがあるため内服薬での治療となります。
体部白癬
ぜにたむしといわれ、特徴としては堤防状の輪が出来て、輪の中は一見治ったように見えます。
ペットとの接触で感染したり、柔道選手間での感染(新型水虫のトンズランス菌によるもの)でも起こります。
水虫にならないために・・・
1.身体を清潔に保つ
お風呂では指の間までしっかり洗いましょう。
2.毎日同じ靴を履かない
白癬菌はじめじめした環境を好みます。
3.素足で利用する施設に行ったあとは足を洗う
たくさんの人が素足で利用する施設は白癬菌が付着しやすいです。
4.家族内に水虫の人がいたら、バスマットやスリッパを共用しない
頻繁に洗ってよく乾燥させましょう。