おむつかぶれとは?
おむつが触れる部分が赤く炎症を起こし、小さな発疹やただれ、ひどくなると真っ赤に腫れてジクジクしたかさぶたが出来る状態。『非アレルギー性接触皮膚炎』の一種です。
かゆみや痛みで、不快感から泣いたり、ぐずったりすることがあります。
おむつかぶれは、おむつが触れている部分に起きます。
■チェックポイント
・おむつを外すと、痒がる
・おしりを拭く時に痛がって泣く
・入浴の際におしりにお湯をかけたら激しく泣く
かぶれやすい原因は?
一番の原因は、おしっこやうんちの刺激ですが、おむつ内の環境も大きく影響します。
■おしっこ
体内の老廃物なので、肌を刺激する成分が含まれています。
■うんち
大腸菌などの腸内細菌や酵素などの刺激物を多く含みます。特に下痢の際のうんちは刺激性が高くなります。
■汗・ムレ
たくさん動くと汗をかき、おしっこの直後は湿気でムレた状態になり、皮膚は傷つきやすく、刺激を受けやすくなります。
■こすられる刺激
赤ちゃんの肌は薄いので、デリケートで目には見えない細かな傷が付きやすいです。
■カビ(カンジダ)
ムレたおむつの中は、カビが繁殖しやすい環境です。
おむつかぶれを予防するには?
■こまめにおむつ替え
おしりがおしっこで濡れたままやうんちで汚れたままにしておかない事が大切です。
■おむつ替えのおしりケア
肛門の周辺だけでなく、太もものくびれや下腹部もやさしく汚れを拭き取り、清潔にしましょう。
■下痢のときはおしりを洗う
下痢をすると広範囲が汚れます。うんちで刺激を受けている皮膚を無理やりこすって傷つけないよう、できるだけぬるま湯で流しましょう。
■おしりを乾燥させる
おしりを洗ったり入浴後は、やさしくタオルで押し当てるようにこすらず水分を吸い取りましょう。
また、たまにはおむつを外しておしりを乾燥させてあげる事も大切です。
毎日のお風呂やおむつ替えで肌のチェックをしましょう。
おむつかぶれのケア方法
常におしりを清潔に保つことが大切です。おむつ替えの時に風を当てたり、少しの時間おむつを付けずにおしりを空気に触れさせて乾燥させると良いです。。
うんちの汚れは座浴やシャワーで流しましょう。お湯で洗ってしまうと、肌が乾燥し症状を悪化させてしまうこともあるので、ぬるま湯がおすすめです。
外出していて洗い流せない時は、オリーブオイルをしみこませた脱脂綿でふき、馬油・ワセリンなどでおしりにバリアをつくり刺激から肌を守りましょう。お肌の保護は、安全なベビーワセリンもおすすめです。
沐浴や夜の入浴も、お湯が熱いとかゆみが出やすいので、短時間でぬるめのお湯にしましょう。