歯磨き習慣
ハミガキは、子供にとって大切な生活習慣の1つです。口や顔を触られることは、子どもたちは本能的に嫌がります。また、じっとして終わるのを待つことも子供には難しいことです。「歯磨きは楽しい!」と感じさせることが大切です。終わった後は、褒めてあげ、日々の習慣にしていきましょう。
自分で楽しく磨くために大切なのは「歯ブラシ選び」です。
子供の年齢に合った歯ブラシを選びましょう。
歯ブラシの選び方
■0~2歳
まずは歯ブラシに慣れることが大切で、歯ぐきにやさしく安全第一です。歯ブラシをしゃぶったり、噛んだりしながら慣れていきます。
→口触りの良い毛、曲がる安全なハンドルタイプ
■3~5歳
自分で歯ブラシを動かして使い慣れます。
→清掃性の良い毛、曲がる安全なハンドルタイプ
■6~12歳頃
「乳歯」から「永久歯」へと生え替わる時期です。特に6歳頃、乳歯の奥歯のさらに奥に生えてくる「第一大臼歯」は、むし歯になりやすいので要注意です。
→凹凸な歯並びに適した小さめのヘッド、第一大臼歯などの奥歯まで届きやすい長さ
子供の歯磨き粉
子供の場合は、歯磨き粉は使用しなくても水だけできちんと磨く方がきれいに磨けることが多いですが、歯磨き粉にも利点があります。
・フッ素 → 歯質を強化
・研磨剤 → 着色除去、歯がツルツルになる
フッ素は特に生えたての歯に有効です。
乳歯は5歳くらいまで、そのあとは永久歯が生えたら使用を開始するのがおすすめです。
仕上げ磨きのポイント
■最低でも3分が目標
歯垢はネバネバして歯にべっとりとくっついています。歯ブラシで同じ所を20回位はこすらないと落ちません。歯ブラシを細かく動かし、1本の歯を5~6秒ほどかけて磨くように意識すると良いでしょう。膝の上に子供の頭を乗せると、口の中が見やすくなり、危険も少なくなります。歯ブラシはペンを持つように握ると良いでしょう。 子供には鏡を持たせて、歯磨きの様子が分かるようにしてあげるのも効果的です。
■毎食後の歯磨き
食事をする度に歯磨きをする事が理想ですが、難しい場合は夜寝る前はしっかりと仕上げ磨きまですると良いでしょう。寝ている間に唾液の量が減り、虫歯菌は夕食後から朝にかけて約30倍にも増えます。1人で歯を磨けるようになっても、うまく磨くことは難しいので9歳頃までは夜だけでも仕上げ磨きをしてあげましょう。
親子のスキンシップにもなる歯みがきを、楽しい時間!と感じさせ習慣づけることがポイントです。