愛犬のオーラルケアが大事だとはわかっているものの、ついつい怠りがちな飼い主さんも多いはず。
デンタルケアグッズもたくさんあるけれど、ちゃんとした方法を知っていないと、歯が摩耗したり、歯周病などの口腔疾患になることもあります。
歯垢は3日で歯石に変化!小型犬の9割に歯周病の可能性が
人間と同様に雑食である犬ですが、犬の歯は、全て尖っているのが特徴です。
犬には、鼻先から口までかけたマズル部分と頭蓋骨までの長さの比率が異なる長頭種、中頭種、短頭種があり、それに伴ってあごの形が異なります。歯の数はどの犬も同じ42本の永久歯が生えるので、長頭種は歯と歯の間がゆったりとしているのに対して、短頭種は狭いあごに歯が密生するため、食べかすや雑菌、口の仲の粘膜細胞などが残りやすく、歯茎の炎症が起きやすくなっています。
特に小型犬は、乳歯が抜けずに残ったり、歯が重なって生えてくる状態も見られるので、愛犬の歯並びがどうなっているのかチェックをしておきましょう。さらに、小型犬は、あごの骨が大型犬よりも薄いのに対して、歯は比較的大きく、特に下あごの中で最も大きい第1後臼歯の歯の根元が下あごの骨の下部に近いところに位置しています。
歯周病で歯の根元の周囲のあごの骨が溶けて骨折を引き起こすことも少なくありません。したがって、オーラルケアがとても重要になります。実は、1歳未満の小型犬の約9割は、すでに歯周病の可能性があると言われています。歯周病になっていて悪化すれば、上あごであれば上あごの骨が溶けて鼻汁や鼻出血が起こる、下あごの骨折を引き起こす、皮膚に穴が開くなど、重い病気になることもあります。できれば、子犬のうちからオーラルケアを習慣づけておくのがよいでしょう。
硬いガムやヒヅメは、歯の破損の原因に!犬の歯は人間よりも弱い?!
同じ家庭で暮らす同じ犬種であっても、歯石が多い犬と少ない犬がいることをご存じでしょうか?
それは、犬が普段口にしているモノや性格によって違ってくるのです。ドライフードを食べ、イタズラ好きでいろんなモノを噛むタイプのワンちゃんは、比較的歯石が少なく、ウェットフードしか口にしないタイプのワンちゃんは、歯石が多い傾向があります。「だったらうちの子は、ガムを噛んでいるし、ロープなどのおもちゃを毎日噛んでいるから大丈夫」と思うかもしれませんが、与えるガムやおもちゃにも注意が必要です。
犬にとって重要な歯は、唯一、噛み合わせて食べ物を砕くことができる1番大きな歯、上の第4前臼歯と下の第1後臼歯です。たとえば、非常に硬いものを子ども用のハサミの刃の間に入れて切ろうとしてみてください。無理に切ろうとするとハサミの刃先が摩耗したり、折れたり、噛み合わせが歪むことがあります。
実は、硬いものを噛む犬の奥歯も同じことが起こるのです。特に硬い生皮や硬いデンタルガム、ひづめ、骨、プラスチック、金属、硬いゴムなどのおもちゃも要注意。犬の歯は人間の歯ほど強くありません。与えるなら手でもってしなるぐらいの薄いガムや無理なく砕ける硬さのデンタルガムが良いでしょう。また、コットンロープやテニスボールなどの比較的柔らかいものでも、ずっと噛み続けると歯や歯茎を傷めることがあるので、一日中与えっぱなしではなく、時間を決めて遊ばせてください。
こんなしぐさや症状があったら口腔疾患かも。気づいてあげようお口のトラブル!
うちのワンちゃんは大丈夫かしら?と思ったら、まず口の健康チェックをしてみましょう。口をあけて、歯のつけ根に歯垢や歯石がついていないか、歯茎が赤くなったり腫れたりしていないか、歯が折れたり削れたりしていないか確認してみましょう。上の後臼歯のそばに唾液腺の出口があるので、唾液中のカルシウムやリンが歯垢に付着して歯石へと変化するので、その周囲が特に歯周病になりやすいのです。しっかり見ておきましょう。
また、口の中に何らかの疾患がある場合、口の中以外にも以下のような行動やしぐさがあらわれることがあります。
口腔疾患が疑われる行動やしぐさ
歯垢・歯石に含まれるアミノ酸が細菌によって分解される時にイオウのガスと同じ成分が出るため、ワンちゃんに口臭があれば要注意。正常のワンちゃんは口臭がありません。最近ペロペロしなくなったなど、他にも気になる症状があったら、動物病院で具体的な症状を伝え「口腔疾患」の可能性について診てもらうと良いでしょう。
最大の歯周病予防は毎日の歯磨き!上手に歯ブラシできるようになろう
デンタル効果をうたったグッズもたくさん出ていますが、1番良いオーラルケアは、歯ブラシを使った歯磨きです。歯ブラシの毛先は、歯と歯茎の間のポケットに届きやすく、歯垢をかき出すのに最適です。使用する歯ブラシは、人間用のものでОKですが、毛が柔らかく毛先が細いものを選んでください。歯の小さい小型犬の場合は、ヘッドの小さい乳幼児用や犬猫用デンタルブラシが良いでしょう。乾いたままの歯ブラシだと、歯茎を傷つける場合があるので、必ず水で濡らすか、あるいは歯磨きペーストなどをつけて使ってください。
歯ブラシは親指と人差し指ではさむペングリップで持ちます。磨き方は、肩の力を抜いて、脇を閉めて、歯ブラシの毛先が少したわむ程度の軽い力で、歯と歯茎の境目に45度になるように歯ブラシの先を当てて、左右に小刻みに毛先を動かします。大型犬の場合は、ローリングさせながら磨くのも良いでしょう。しかし、いきなり歯ブラシで磨くのは、犬も飼い主さんにとってもハードルが高いはず。
そんな時は、①~④のようにステップを踏んでいくのがオススメです。
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