そもそも敏感肌ってどういう状況?
環境(気温・湿度)変化によりお肌のバリア機能が低くなり、外部刺激に対する感受性が高くなりがちなお肌状態をいいます。
感覚として定義はなく、乾燥する、吹き出物ができる、化粧水が滲みる、ピリピリする、むずかゆい、ごわごわする、赤味が出る…などの症状が挙げられ、自覚症状がある人はなんと9割にも及ぶといわれています。
敏感肌になりやすい季節、それは春…!
敏感肌の原因は環境(気温・湿度)ということが分かりましたね。
三寒四温という言葉があるように、春先は気温の変化が大きいです。
この寒暖差はお肌に大きく負担をかけ、バリア機能を低下させてしまいます。
そして春といえばやっかいなのが花粉!くしゃみや鼻水を引き起こすだけでなく、花粉はお肌にとってもやっかいな刺激物になります。
さらに、春の一大イベント、出会いや別れ、新生活のスタート等で不安・ストレスを抱えやすく、ホルモンバランスも乱れがちに…
どうやって春の敏感肌を乗り越えればいいの?
春は敏感肌の原因だらけ…
大切なのは、そんな原因に負けないためにバリア機能を高めることです!
バリア機能が正常であれば、ダメージとなる刺激を跳ね返し、また水分は逃がさずお肌に保持し、キメの整ったなめらかなお肌でいられます。
①洗い流す
メイク落とし・洗顔で一日の皮脂とメイクをしっかりと落とします。
しかし、ごしごしと力を入れるのは×!
馴染ませれば十分汚れは落ちます。力を入れてしまうと、かえってお肌の負担となるので注意。
②しっかり保湿
乾燥していると肌の生まれかわり(ターンオーバー)が正常に働かず、バリア機能の回復も遅れます。
化粧水でお肌の細胞の中を潤してあげたら、乳液で細胞の間を密着させ、細胞の中の水分を逃がさないように閉じ込めます。(図2挿入)
③しっかり睡眠
睡眠不足もまた、お肌の生まれかわり(ターンオーバー)を乱します。
しっかり睡眠をとり、お肌の疲れも、ストレスも、リセットしましょう。
④バランスのよい食事
肌の再生を助けるビタミンA、肌老化を防いでくれるビタミンCを摂るのが好ましいでしょう。
これらは緑黄色野菜に多く含まれます。できるだけ加熱をして、温かい状態で食べるのがおすすめです。
手っ取り早くサプリメントで摂るのももちろんOK。
反対に、脂質の多いお肉や、炭水化物は栄養が偏りやすいので注意が必要です。
ワンポイントアドバイス
・しっかりスキンケアをしているのに効果を実感できない…
おすすめはコットン使い。ムラなく均一にお肌に浸透します。
また、パチパチとお肌に化粧水を叩き込んでいませんか?
図のように、お顔の内側から外側に向かって軽く圧をかけながらなじませてあげると血行も良くなっていきますよ。
・洗顔に適切な水温は??
寒い朝、暖かいお湯で洗顔したいですよね。しかし、熱い温度での洗顔は肌のバリア機能に必要な皮脂も落としてしまいます。すこしぬるい位の温度での洗顔を心掛けましょう
・肌トラブル中は、お肌に何もつけないほうがいい?
いいえ。反対に、何もつけないとお肌はまる裸のままで外部の刺激をもろに受けてしまいます。スキンケア・メイク共に、無添加のブランドやお肌に優しいものを選んだり、病院から処方されたものなどを正しく使うようにしましょう。