お酒を飲み過ぎると…
お酒を飲み過ぎてしまうと、全身の様々な臓器に影響を与えてしまいます。
→アルコール依存症、肝臓の疾患、メタボリックシンドローム(高血圧・脂質異常症・高血糖)、糖尿病、痛風など
ポイント:食べるものを工夫してお酒と仲良く付き合っていくことが大切!
※「お酒を飲んではいけない」というわけではありません。
アルコールの代謝経路
①吸収
最初に、口に含んだお酒(アルコール)は、胃と小腸から吸収され血液に溶け込んで肝臓に運ばれます。
②代謝
運ばれたアルコール→ADH(アルコール脱水素酵素)によってアセトアルデヒドに分解される→酢酸まで分解される
※アセトアルデヒド:二日酔いや悪酔いの原因となります
③排出
酢酸は水と炭酸ガスに分解され、体外へ排出されます。
飲んでいる、飲みすぎた、そんな時は?
お酒を今飲んでいる時、飲み過ぎて二日酔いになってしまった時の誰でも簡単に食べれる食材!
枝豆・豆腐→おつまみでも有名!良質なたんぱく質が豊富で、肝細胞を修復するのに役立ちます。さらに枝豆には、ビタミンC,Aが豊富に含まれています。
乳製品→牛乳に含まれるたんぱく質は、肝臓に必要な必須アミノ酸を全て含むため、肝臓の強化に繋がります。お酒を牛乳で割って飲むのも良いですね。
緑黄色野菜→ビタミン(特に抗酸化ビタミン)が多く含まれています。おつまみに野菜炒めなどはいかかでしょうか。
しじみ→しじみに含まれているタウリンには、肝臓の細胞膜を強化する働きもあるので、活性酸素の害の予防にも効果があります。二日酔いの朝にしじみの味噌汁を飲んでみましょう。
肝機能を高めましょう
肝臓は、働きが悪くなってからでは回復するのに時間がかかります。
①良質なたんぱく質
肝臓で代謝の働きをしている酵素を作り出すにはたんぱく質が必要です。
・植物性たんぱく質(大豆や大豆加工品・玄米・ごま)
・動物性たんぱく質(卵・乳製品・肉・魚介類)
②ビタミン
肝臓が元気に働くためには、ビタミンが欠かせません。
ビタミンの中でも肝臓老化の原因となる活性酸素を除去してくれる抗酸化ビタミンを摂りましょう。
・ビタミンA(にんじん、卵黄、レバー、にら)
・ビタミンC(ピーマン、ほうれん草、キャベツ、レモン)
・ビタミンE(アーモンド、ごま、大豆)
③その他
肝臓の働きをサポートし、肝臓の機能を正常に戻してくれます。
・タウリン(貝類、イカ、タコ)
・オル二チン(しじみ)
その他に、休肝日を作る・睡眠をしっかりとることも肝臓には大切です。