犬の病気と健康 | くすりんの豆知識|V・ドラッグ

犬の病気と健康

まずは健康診断を受けに動物病院へ

子いぬが我が家にやってきて少し慣れたら、なるべく早く動物病院へ連れて行きましょう。まず、健康診断を受けて異常がないか獣医師さんに診てもらいます。ただし、子いぬのカラダにはまだ免疫ができていないので、キャリーバッグやクレートなどに入れて行くのが安全です。ペットショップで購入後すぐに感染症や遺伝性疾患が見つかるケースもあります。

混合ワクチンを接種しましょう

犬には致命的な感染症がいくつかあります。生まれたての頃は母犬からの免疫があるのですが、それらがなくなる前にワクチンを接種することで予防できます。初めてのワクチン接種の後、1~2回の追加接種を子いぬの頃に行い、その後は1年ごとに追加接種をして感染症を予防します。

ワクチンの接種の内容については、子いぬを迎える前に確認しておき、健康診断の時にその内容を獣医師さん伝え、追加ワクチンについて相談してください。混合ワクチンは、犬ジステンバー、犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型感染症)、犬パルボウイルス感染症、犬パラインフルエンザ、犬アデノウイルス2型感染症の5種タイプのほか、犬レプトスピラ感染症やコロナウイルス感染症が追加されたものがあります。その地域の発症状況や、その犬がアウトドアや旅行によく行くなどの行動範囲によっても、必要な混合ワクチンのタイプが違うので、獣医師と相談して決めましょう。

歯科検診を受けましょう

子いぬは生後3週間頃から乳歯が生えはじめ、生後2カ月頃には全部で28本の乳歯が生え揃います。個体差もありますが生後3カ月頃~6カ月頃に、その乳歯が抜け、42本の永久歯に生え変わります。

しかし、永久歯が生えているのに乳歯が抜けない小型犬も多く、放置しておくと歯並びが悪くなったり、歯周病を引き起こす原因になることもあるので、定期的に動物病院で歯科検診を受けチェックしてもらいましょう。

狂犬病予防接種は義務です

生後3カ月以上の犬には、「犬の登録」と「狂犬病の予防注射の接種」が国の法律「狂犬病予防法」で義務づけられています。狂犬病の予防接種は、初回の接種後は、毎年4月から6月までの間に受けることが義務になっています。

初回接種のタイミングなどについては、動物病院に相談しましょう。狂犬病は人間や他の動物にも感染し、発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。現在の日本では撲滅していますが、海外から入ってくる可能性があるため予防が必要です。

フィラリア予防、ノミ・ダニ予防も忘れずに

いぬの命にかかわる病気に、蚊が媒介するフィラリア症や、ダニが媒介するバベシア症などがあります。さらにノミやダニは皮膚炎の原因にもなるので気をつけましょう。特に春から晩秋までは、蚊やノミ、ダニが活発に活動するので、薬を使用して予防するのがオススメです。今はいろんなタイプの予防薬が出ているので、動物病院で相談して決めましょう。

避妊・去勢の相談は早めに

小型犬のメスなら生後7~10カ月、中・大型犬でも8~12カ月ではじめての発情期を迎えます。メスの場合、乳腺腫瘍の発生を抑えるなら初回の発情前に手術を行うのがオススメです。避妊手術で、子宮蓄膿症・乳腺腫瘍などの病気の予防ができますし、偽妊娠による、乳腺腫大・乳汁分泌・巣作り行動・食欲低下の心配もなくなります。さらに、ドッグランやドッグカフェなどの犬が集まる施設での利用制限もなくなり、飼い主さんも管理しやすくなります。

また、オスは去勢手術で、精巣腫瘍・前立腺疾患・肛門周囲腺腫瘍・会陰ヘルニアなど将来的な病気が予防できたり、尿マーキング、マウンティング※などの行為が減少したり、発情期のメスを求めて脱走する心配もなくなります。健康上問題がなければ、メスもオスも生後6カ月頃から手術が可能ですので動物病院で時期を相談しましょう。

※マウンティングとは・・・ほかのいぬの腰や人間の脚、ぬいぐるみなどに摑まり腰を振る行動。

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