便秘とは?
大前提として、便は大腸で作られます。
目安として、週に3回以上の排便があり、形状が軟らかいバナナ状でしっかり排便ができれば、大腸が健康な証拠です。
しかし、毎日しっかり排便があったとしても、便の量が少なく、硬かったり、残便感があってすっきりしないと感じた場合を便秘といいます。
便秘の種類
■弛緩性便秘
結腸の筋肉が緩んで、ぜん動運動が弱まり、便を先に送り出しにくくなっています。
※パソコン仕事が多かったり、常に座っている時間が長く、体を動かす機会がなかなかつくれない人は特に注意!
■痙攣性便秘
筋肉の緊張状態が続き、ぜん動運動が強すぎて、便が滞留し、便がスムーズに送られなくなっています。
※ストレスが多い人やリラックスするのが苦手で、常に緊張が抜けない人は特に注意!
■直腸性便秘
便が直腸にたどり着いても、肛門の機能障害により、便が排泄されず、便意も起こらなくなります。
※トイレタイムをキープできない人は特に注意!
便秘になってしまうと?
■肌荒れ、吹き出物
→肌と腸は密接な関係にあり、腸内フローラ(腸内の善玉菌・悪玉菌のバランス)が乱れて腸の中に腸内腐敗物が溜まると、体内に吸収され、肌まで運んでしまいます。
■お腹に張りが気になる
→便秘により、腸内フローラの乱れてしまうと、お腹の中にガスが溜まり、お腹が張ってしまいます。
■食欲不振
→便が腸内に溜まることによって、腸に食べ物を送ることができないため、胃の中に残ってしまい、食欲がなくなってしまいます。
自分でできる便秘改善法!
■食事
①朝食は必須!・・・寝起き後の空っぽの胃を満たす朝食は腸を刺激し、排便の習慣を身につけやすくしてくれます。
②こまめな水分補給・・・便を柔らかく保ち、排便をスムーズにします。
③積極的に食物繊維を摂る・・・水溶性食物繊維である海藻類、こんにゃく、果実類などは便に水分を溜める作用があります。
■生活
①ストレスを溜めない・・・自律神経の乱れが原因で、便秘が起こることもあります。
日頃から、スポーツや趣味でストレス発散をしましょう。
②冷えは大敵!・・・体の血行が悪くなると代謝が低下し、便秘を引き起こしやすくなります。
シャワーだけでなく、お風呂に浸かることや、冷たい食べ物・飲み物の摂りすぎには注意しましょう。
■運動
①ウォーキング・・・背筋を伸ばし、腹筋など腸周辺の筋肉を使い、体の外から腸のぜん動運動を助けましょう。
②マッサージ・・・お腹をマッサージすることで腸を刺激して、排便を促します。