PMSって…?
「月経前症候群」といい、月経の2週間から1週間前後よりはじまり、月経開始と共に消失する一連の身体的・精神的症状を示す症候群のことを示します。
実際に病院で診断を受ける例は、特に重く生活に支障を来たす場合に受けますが、女性には少なからずある大変な期間です。
※症状を和らげるためには、栄養改善と定期的な運動が推奨されています。
PMSのメカニズム
月経(生理)と関係があることを前提として、 人によって大きく症状が異なるPMS。
実はその原因は、はっきりと分かっていないのです。
月経周期が28日の女性の場合、排卵が起きるのは月経(生理)が始まる14日前です。
この排卵を境に、黄体期に、急激に変動する2つの女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が影響して、PMSを引き起しているという一説があります。
主な症状
大きく分けて、精神的なものと肉体的なものに分かれます。(※一例です)
■肉体的症状
・下腹部膨満感
・むくみ
・足が重い
・めまい
・便秘、下痢
・寝ても寝ても眠い
・頭痛、腰痛
・体重増加
・ニキビ(肌荒れ)
・食欲亢進
・気持ち悪くなる
・寝れない
■精神的症状
・怒りやすい
・判断力・集中力低下
・孤独感
・パニック
・気力が続かない
・悪夢を見る
・憂鬱になる
・無気力
・疲れやすい
・妄想症
・涙もろくなる
・異性に対してのみ攻撃的になる
知っておきたい食事の注意
食欲増進!イライラもする!・・・血糖値をゆっくりあげよう!
①急激に血糖値が上がる食品を避ける!
→チョコレート・砂糖・ケーキなどの単一炭水化物が含まれるもの
②ゆっくり消化し、ゆっくり血糖値を上げられる食品を選ぼう!
→穀物類・豆類・いも類など複合炭水化物を含むもの
③1日に4~6回に分けて食事をするのも◎
情緒不安定になる…刺激物を避けよう!ホルモンバランスを整える食品を摂ろう!
①カフェインを避ける
→コーヒー・紅茶・緑茶・栄養ドリンクなど
②情緒不安定を和らげるには、ビタミンB6・カルシウム・マグネシウム!
→かつお・レバー・ナッツ類・海藻類など
③女性ホルモンに似た働きをするイソフラボン
→大豆・豆腐・納豆・豆乳など
④神経伝達物質の代謝に関与しているビタミンE!
→ブロッコリー・アーモンドなど
頭痛・腰痛・むくみがすごい・・・塩分やアルコールを控える!利尿作用のある食品を摂ろう!
①利尿作用のあるビタミンE
→乾燥豆・木の実など
②塩分やアルコールは控えましょう
→お酢で味付けをしたり、お醤油をポン酢に変えるなど